お問い合わせ
2018年5月27日

スタッフの安全管理への取り組み

子どもたちの命を預かるスタッフは毎年この時期に救急についてしっかり学びます。
内容はこの2つ
①救命救急講習会
②野外救急講習会

①は消防署でAEDを使っての心肺蘇生法などを学びます。救命処置の流れと、胸骨圧迫、人工呼吸、AEDの操作方法などを3時間みっちりと。救急車が到着するまでに私たちができることってたくさんある!また、いしころえん仕様として、乳幼児への対応もしっかりレクチャーしていただきました。ロールプレイングでも、山で携帯の電波がなかったら?AEDの設置場所が遠かったら?など、実際起こりうる状況をイメージしやすいお題を頂き取り組みました!

②は、スタッフの知人であるK先生をお招きして、より身近に起こりうるであろうケガなどに対する処置を学びました。K先生は救命救急士を指導する現役の教官です。
・出血してもまず慌てない、出血量の目安とは
・圧迫止血の方法、鼻血、口の中は?レジ袋を使った感染予防
・三角巾の使い方いろいろ、コツ
・歯が抜けた!欠けた!どうする?
・ヘビ、ハチ、犬に襲われたら
・やけど
・ポイズンリムーバーを使ってみる
・担架を使わない搬送方法 など…

こちらは約2時間の講習でしたが、ただ聴く、という講義形式ではなく。体を動かし、コミュニケーションを取り、みな普段の現場や子どもたちの姿を思い浮かべながら、より現実的な学びとなりました。質問もたくさん飛び交いました。救急処置の内容はもちろんのこと、現場でパニックにならない為の知識(出血してもそうそう死なん!とか、ハチ1匹では人は殺せん!とかとか)も合わせて伝えていただいたのがありがたかったなと思います。
とにかく、このK先生が面白い!もちろんお互い真剣なんだけど、面白さと学びの深さって比例するなーと改めて感じたのでした。

そして救急の処置って、昔に比べてどんどんシンプルになってきてるんですね。一般人の私たちは複雑な知識よりも命を救う最低限の知識と、実際に行動できることが大事!いざという時、実際アワアワするとは思うけど、それを少しでも減らすためには学ぶしかない!知識と実践、具体的にイメージすることが大事。

これらの講習はどちらも昨年に続き2回目でしたが、やはり同じ内容でも忘れていることもあり、毎年やる意義を実感しました。体と記憶に落とし込んでいく。そしてその都度見直し、改善していく(今回で言うなら、救急バッグに三角巾や救急アルミシート等の追加が決定しました)。この繰り返し。安全管理に近道なし!!

facebook