お問い合わせ
2018年5月27日

赤ちゃんと森の日

【赤ちゃんと森の日】

5月のいしころひろば(一般の方もご参加いただける月いちのイベント)は、「赤ちゃんと森の日」でした。あんよ前の赤ちゃんと一緒に森で過ごしてみよう!しかも植物園の職員さんのガイド付きで、という企画でした。

職員さんの知識がすごかった!フィールドであるきさいち植物園は、もちろんスタッフは何度も訪れているわけですが、ガイドを聴くのは初めて。大好きな植物園をまた違った角度から知ることができて新鮮でした。

ゲーテって知ってます?ドイツの詩人と思っていたら、この方、自然科学者でもあるんですね。「花は葉が進化したものである」と唱えたそう。セコイアの葉と実の特徴を比べてみると、確かに!構造に共通点があったりして面白い。
植物園の大通りの並木道は何度も通っているけど、手前半分は常緑樹、その先は落葉樹なのだとか。確かに見比べると雰囲気が違う。どこにどんな木が生えるかは北南や高低によって変わってくるらしい。また四季をとおして変化に注目して見てみたいですね。
てくてくと進むと、ウツギの花が。別名、卯の花。今が咲き頃なんですね。あぁ、かわいい。卯月。旧暦と自然がしっかりと結びついているのを感じます。
そして、きさいち植物園といえば、メタセコイヤ!第三代園長三木茂博士が化石から発見したことで有名ですね。後に中国で1本だけ見つかったその木をアメリカの研究者たちが持ち帰り増やし、100本の苗木が日本に贈られたのだそう。その1本から、きさいち植物園のメタセコイヤ並木は生まれたそうです。空高くそびえたって(60mほど!)いますが、まだまだ寿命からみると赤ちゃんらしいですよ。これからもこの交野の地を見守り続けてくれるのでしょう。

抱っこやベビーカーで緑のなかを歩き、木陰でお弁当食べて授乳して、お茶会。お産の話や授乳の話。お母さんって、妊娠出産育児と常に一生懸命なだけに、罪悪感を抱えやすい。間違え探しや答え合わせよりも、ただしゃべって笑い飛ばす時間も必要だよねぇ。。。そんな私たちを森がやさしく包み込んでくれたような気がしました。

最後にゲーテの名言を少々ー
『本当の自由な心とは 「認める」ということである』
『毎日を生きよ。あなたの人生が始まった時のように。』
『人生において重要なのは 生きることであって、生きた結果ではない。』
『真の知識は 経験あるのみ。』

facebook