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2018年7月16日

土木工事プロジェクトで遊び込む

いしころえんの活動フィールドの一つ、私市の有機農家さんの畑の一角と小屋。
「畑の日」は、育てている野菜の観察やお世話。そしてその脇の空きスペースで泥遊びをしています。
ある日は穴掘り、お山作り。それからつながって、川作り、トンネル作りなどなど。
「かおりちゃん(スタッフ)の背くらいの山を作るぞ!」などと自然と自分たちで目標を共有して、みんなで一つのものづくりに向かうことを楽しんでいます。

ーーーある日の畑の日の様子ーーー

畑に着くと、男の子たちは畑の野菜を見に行く姿が見られる。 「オクラ、大きくなってるー」 「とうもろこし、もう食べれるでー 」「スイカ、早く食べないと割れてしまうで」と一通り見てから、遊びだす。
火曜日に作った山の川と、ずっと前からある大きな穴をつなげて長い川にしよう!と工事が始まる。 掘った土を使いもう一つ山を作り、穴を掘ってトンネルにしてみたりする。
5才4才の男の子達は水が通るように「こっち掘って」「そこをもっと掘って」など、友だちや保育者に声をかけていく。4才の男の子が「かたくてなかなか掘れない―」という友達の声を聞き、水を汲んできて「これでやわらかくしよう!」と何度も何度も水を汲みに行く。 最初は男の子中心だったが、本を読んだりお弁当を食べていた子たちも「何やってるのー?」と輪が広がっていく。
5才の女の子も鍬を持って「治らない怪我したらあかんからスコップと交代でやろー!」
4才の女の子はどんどん水が溜まっていくと「裸足になってもいい?」と言って入る。とっても気持ちよさそうなのをみて周りの子も裸足になっていく。 裸足にならない子もいる。「気持ちいい―!!」と川の中を何度も往復。「ご飯食べれないくらい楽しいよー!」

自然に生じた土木工事プロジェクトのなかで、企画役、ディレクター役、課題解決役、できあがったものを心から楽しむことで作り手を満足させる利用者役。自分ができること好きなことで自分の役割を見つけて、自分でチーム内に居場所を作り、加わっているように思えます。

畑の日に限らず、いしころえんの1日は、大小含めてこういったプロジェクト(遊び)が1日に何度も生まれては解散していくことでできあがっています。


いしころえん説明会、次回がラストチャンス!9/4。森さんぽつき!
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